新着情報・お墓ニュース
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2023年4月17日
手元供養を選んだ場合、最終的にそのご遺骨はどこにいく?
手元にご遺骨を置き、供養をしていく「手元供養」は、ご遺骨を管理する方法のうちのひとつです。 ではこの「手元供養されていたご遺骨」は、最終的にはどこに行くことになるのでしょうか?
「手元供養していたご遺骨」もいつかはなんらかのかたちで対応しなければならない
「手元供養」は、その名前の通り自宅など手元にご遺骨を置き、管理~供養していく方法をいいます。埋葬場所を必要としない手段であるため、お金がかからないのが非常に大きなポイントです。葬儀のときには多額のお金がかかるうえ、埋葬にも非常に多くのお金がかかるため、「葬儀費用を出したらもうお金がない」という人は、この手元供養のかたちを選ぶことになるでしょう。
また手元供養は、故人をそのまま手元に置いておくことができるため、「まだ埋葬するための気持ちの整理ができない」という人に寄り添う選択肢でもあります。お墓や樹木葬などとは異なり、毎日一緒に過ごせるため、精神的な充足感を覚える人もいることでしょう。
日本には、「人が亡くなった場合、〇日以内に埋葬しなければならない」という法律はありません。そのため、手元供養をいつまで続けるかは、遺族の選択にゆだねられています。亡くなってから1年後に納骨しても構いませんし、亡くなってから20年以上経ってから納骨しても構わないわけです。
しかし手元供養は、未来永劫に渡って行い続けられるものではありません。
なぜなら、その「手元供養をしていた人」も年老いてくるからです。自分自身がご遺骨の面倒を見られなくなる前に、いずれどこかのお墓に入れなければなりません。
なお、「自分にとっては大切な配偶者だったが、祭祀継承者となるひ孫にとっては『見たこともないひいおじいちゃん』だった。お金もないし、何よりも本人が『そこらへんにでも捨てておいてくれ、金を使う必要もない』と言っていた」という場合でも、「捨てる」という方法で処分してはいけません。
日本の刑法の第190条において、ご遺骨をそのまま捨てることは禁止されていますし、適切ではない方法でご遺骨を処分してしまうと死体遺棄罪に問われる可能性があります。 つまり、手元供養をしていたご遺骨はいつか必ず、なんらかのかたちで適切に埋葬しなければならなくなるのです。
ご家族にとって負担の少ない埋葬方法を考えよう
それでは、長く手元で供養し続けていたご遺骨に対応するためにはどのような手段を取ればよいのでしょうか。その選択肢はさまざまですが、ここでは特に「費用を抑えることのできる方法」に絞ってお話します。
・自分と一緒にお墓に入れてもらう
・合葬墓に入れる
・海洋葬にする ひとつずつ見ていきましょう。
自分と一緒にお墓に入れてもらう
まずは、「配偶者の骨壺も、自分が死んだタイミングで一緒のお墓に入れてもらう」という方法を取り上げます。
この方法の場合、最後の最後まで大切な人と一緒に過ごせるのがメリットです。「死が二人を分かつまで」といいますが、片方が亡くなった後も、そして両方が亡くなった後も、ずっと一緒に過ごせるかたちです。 ばらばらに墓地を購入よりもはるかに安い金額で埋葬できるのがメリットですが、この場合は、遺されるご家族にも希望をしっかり伝えることが重要です。
合葬墓に入れる
合葬墓とは、多くの場合「骨壺から取り出したご遺骨を、1つのお墓にまとめて一緒に入れる方式」を指します。ほかの人のご遺骨と混ざり合ってしまうため、取り戻すことが難しいのがデメリットですが、「十分に長い時間、手元供養というかたちで一緒に過ごせた」と納得している人にはおすすめの方法です。
合葬墓は、一般の墓地にも、樹木葬墓地にも設置されている場合が多いといえます。 なお費用は安く、50000円程度が相場です。
海洋葬にする
海洋葬とは、「砕いたご遺骨を海に撒く」という弔いの方法です(厳密には「『埋』葬方法」ではないのですが、ここではまとめてお話しています)。
海洋葬の場合、残された人がお墓の世話をする必要がまったくありません。ただしこの方法の場合は、お参りに行くときには海にでなければならないというデメリットがあります。また、散骨した海域の近くにまでは出てくれるかもしれませんが、散骨した場所にピンポイントで停まることは難しいといえます。
この海洋葬にはいくつかのパターンがあります。個人で船を貸し切って行う場合は25万円程度、乗り合わせていく場合は10万円~15万円程度の費用がかかります。しかし業者に代行してもらう方法なら、50000円程度で済みます。 料金を把握したうえで、どのプランにするかを考えていくとよいでしょう。
まとめ
「手元供養」はたしかに有意義な弔いの方法のうちのひとつです。しかしご遺骨は、「面倒になったらそのまま処分してしまえるもの」ではありません。そのため、手元供養の形式を選んだ場合も、いずれはそのご遺骨をなんらかの方法で埋葬する必要があります。
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2023年3月2日
仏教以外の永代供養~キリスト教における永代供養について
後継者がいなくても安心な「永代供養」という選択肢は、近年非常に多くの人々の注目を集めるようになったものです。ただ、キリスト教の方にとって、キリスト教で永代供養をしてくれる墓所はそう多くはありません。
今回は「日本でキリスト教を信じる人にとって、永代供養は選択肢になりうるか」について考えていきます。
永代供養とは、霊園側がずっと世話をしてくれる形式の埋葬方法をいう
「永代供養とキリスト教」を述べる前にまず、「そもそも永代供養とは何か」を簡単に説明しましょう。
永代供養とは、祭祀継承者がいなくなっても、霊園側がお墓の管理をしていってくれる埋葬形態のことをいいます。お子さんがいなかったり、いても遠くに住んでいたりする人にとって有用な選択肢のうちのひとつであるとともに、「子どもとは仲がいいが、自分の最後のことまで自分で行いたい」という人にも向いています。また、従来の「家族で入るお墓」ではない形式も選べるため、「自分はキリスト教の信者だが、子どもは仏教徒である」という場合にも選択肢のひとつになるといえるでしょう。
なお永代供養の場合は、「合葬」というかたちをとる場合があるという点に気をつけましょう。
合葬とは、他のご遺骨と一緒になり、お墓の下に眠る形式です。初めから合葬を選ぶこともできますが、「〇年間は個別埋葬で、その後、合葬に」というやり方を取ることもできます。また、数は少ないものの、「永代供養でありながら、合葬されない形式」のタイプもあります。
※本来「供養」は仏教用語に分類されるため、キリスト教の話をするときにはふさわしい単語とはいえません。ただ現在は「永代供養」という一つの言葉で使われることが多いため、本稿でもこれに従って記事を展開していきます。
キリスト教の信者が日本で永代供養を受けようとするならば……その選択肢
それでは、キリスト教の信者が日本で永代供養のスタイルで眠ろうとした場合、どのような選択肢が取れるのでしょうか。
1.「生前の宗教は問わない」としている寺院墓地も視野に入れる
2.公営の墓地を利用する。もしくは「生前の宗教は問わない」としている民間墓地を利用する
3.樹木葬や海洋葬などを利用する
4.キリスト教専用の区画がある墓地を利用する
5.教会墓地を利用する それぞれ見ていきましょう。
1.「生前の宗教は問わない」としている寺院墓地も視野に入れる
現在は寺院が運営する墓地のなかにも、「生前の宗教宗派を問わない」としているところがあります。ここまでを視野に入れられるのであれば、墓地選びに苦慮することはありません。 ただしこの場合、「生前の宗教宗派は問わないが、それ以降の『供養』は管理する仏教の宗派の方式で行う」とされているケースが多いため、キリスト教への帰属意識が高い人は注意が必要です。
2.公営の墓地を利用するもしくは「生前の宗教は問わない」としている民間墓地を利用する
公営の墓地は、宗教・宗派を問わずに埋葬できます。また民間墓地の多くも、「生前の宗教は問わない」としています。このあたりまで許容できるのであれば、墓地選びに苦慮する可能性はほとんどありません。
このタイプの霊園の場合、ご僧侶による毎朝毎夕の読経は行われないことが一般的で、追善行事のときには自分たちで牧師さま/神父さまにお願いするかたちをとることになります。
また、「すぐ横の人が、仏教のお墓の形式で眠っている」などの状態になることは覚悟しておくべきでしょう。
3.樹木葬霊園や海洋葬などを利用する
「ほかの宗教・宗派の人と一緒に眠るのはちょっと……」という場合は、樹木葬や海洋葬などの自然葬を選びましょう。樹木のなかには寺院が管理しているところもありますが、多くのところが「生前の宗教宗派を問わない」とされています。また海洋葬であれば、ほかの宗教・宗派の人と一緒になることはないと言えます。
ただ自然葬の場合は、「墓碑」「手を合わせる対象」がはっきりしないというデメリットがあります(※樹木葬の場合は小さなプレートを置くことができる場合もあります)。
4.キリスト教専用の区画がある墓地を利用する
数は少ないものの、霊園のなかにクリスチャン専用の区画がある墓地も存在します。
これを選べば、隣の人が異なる宗教・宗派であるという事態に陥ることは避けられますし、十字架などを用いた「クリスチャンのお墓」を建てることもできます。
ただ、この方法は非常に限定的です。場合によっては近場での埋葬が難しく、遠いところまで足を運ばなければならないでしょう。
5.教会墓地を利用する
もっとも厳格に「クリスチャンとして眠りたい」ということであれば、教会墓地を選ぶことになるでしょう。
ただこの場合は、協会に所属することが求められるものと考えてください。
また選択肢はそれほど多くはありませんし、実際に足を運んだり資料を取り寄せたりしないと実態が見えにくいところもあります。
まとめ
日本のキリスト教信者は、仏教などに比べて少ないといえますが、選択肢こそ限られるものの、キリスト教信者でも永代供養が選べるようになっています。
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2023年2月15日
海洋葬の特徴と種類、メリットとデメリット
ご遺骨の弔いの方法のひとつとして、「海洋葬」があります。
ここではこの海洋葬を取り上げて、
・海洋葬の意味とその種類
・海洋葬のメリット
・海洋葬のデメリット
について、細かく解説をしていきます。
海洋葬とは、海にご遺骨を撒いてお別れすることをいう
「海洋葬」は、「海洋散骨」などと呼ばれることもあります。
文字通り、海にご遺骨を撒いて弔う方法をいいます。
海洋葬を行う場合は、まずはご遺骨を粉骨(細かく砕くこと)しなければなりません。そのうえで漁場・養殖場などから離れた海域まで船で出て、そこでご遺骨を撒くというやり方を取ります。ちなみに粉骨は、海洋葬を行う業者に依頼することができます。
この海洋葬には、大きく分けて3つの種類があります。
1.個人(家族)で船をチャーターして海に出て、散骨を行う方法
2.同じように散骨を希望するほかの家族と一集の船で一緒に海に出て行う方法
3.業者にご遺骨を託し、業者に代理で散骨してもらう方法
番号が小さい方が値段が高く、番号が大きい方が値段が安くなるという特徴があります。金額は業者によって異なりますが、1の場合は15万円~30万円程度、2の場合は10万円~20万円程度、3の場合は5万円~10万円程度がひとつの目安となるでしょう。
ただし、1の場合はほかの人に気を遣うことなくお別れの時間を持てるというメリットがあります。また、2の場合も自分たちの手で故人を自然にお還しすることができます。もっとも、3に関しては「費用」以外にも、足が不自由で乗船が難しい人などでも選べるというメリットがあります。
海洋葬のメリット3つ
ここからは、海洋葬のメリットについて解説していきます。
1.自然のなかで眠ることができる
海洋葬のもっとも大きなメリットは、「自然のなかで眠ることができる」という点でしょう。樹木葬は植物に囲まれて眠る方法ですが、海洋葬は大海原に抱かれて眠る方法です。
故人が海を愛していたということならば積極的に選びたい方法のひとつであり、選択肢の筆頭に上がってくるでしょう。
2.維持費はゼロ
海洋葬の場合は、維持費が一切かかりません。また、費用的な負担が軽いのも特徴です。
そのうえ、ご遺骨が手元に置かずにすむことから、だれかがご遺骨のお世話をしなければならないという状況からも解放されます。
「できるだけ負担の少ないかたちで弔ってほしい」「後継者がいないので、お墓を維持する人がいない」という人にも、海洋葬はぴったりの方法です。
3.どんな宗教、どんな宗派の人でも選べる
現在は多くの霊園が「宗教・宗派問わずに埋葬ができる」としています。そのため、「宗教・宗派不問」としている霊園を選ぶことはそれほど難しくはありません。
ただ、宗教・宗派不問としていても、お寺の墓地などの場合は「生前の宗教・宗派は問わないが、その後の供養はうちの宗派の形式にのっとって行う」というケースが多いといえます。
しかし海洋葬ならば、このような宗教・宗派の問題も起こりえません。
海洋葬のデメリット3つ
海洋葬にはメリットもありますが、デメリットもあります。それについても見ていきましょう。
1.お参りが難しい
海洋葬の場合は、「手を合わせる対象」がありません。これは、同じ「自然葬」に分類される樹木葬との大きな違いです。
樹木葬の場合は、たとえ石碑はなくても、「木」という手を合わせる対象があります。しかし海洋葬の場合はそれがなく、ご遺骨を撒いた場所を正確に特定することも困難です。
加えて、お参りに行く際には毎回船を借りなければならず、費用もかかります。
なお当然のことながら、一度海洋葬でご遺骨を撒いてしまうと、ご遺骨を手元に戻すことは不可能です。
2.天候不良によって散骨できない場合もある
海洋葬の場合は、「海に出て、ご遺骨を撒く」という方法をとるため、天候に左右されやすいというデメリットもあります。
日本は災害に見舞われやすい土地であるため、「家族全員がそろうから、この日に散骨しよう」としていても、台風などが来てしまえばスケジュールを見直さなければなりません。
これはお参りのときにおいても同じです。
3.周囲への理解が得られにくい
自然葬は従来のような「お墓」の形式をとらないため、周囲への理解が得られにくいといわれています。特に海洋葬の場合は、樹木葬よりもなお理解が得られにくいといえます。
上でも述べた通り、海洋葬の場合は埋葬にあたって「ご遺骨を細かくする」という工程を挟む必要があります。これは樹木葬との大きな違いです。また、手を合わせる場所もない……ということで、樹木葬以上に強い反発が起こる可能性も十分にあります。
話し合って決めていきたい「海洋葬」という選択肢
「海洋葬」は、近年注目を浴びるようになった弔いの方法のひとつです。
ただ海洋葬には3つの出航方法がありますし、メリットもあればデメリットもあります。
本当に海洋葬という選択肢を選んでいいのか、それが自分たちにとって本当にベストの選択肢なのかをよく話し合ったうえで、結論を出されることをおすすめします。
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2023年1月11日
永代供養墓~「個別の埋葬期間」は何年くらいが適切か
「永代供養墓」という種類のお墓が生まれ、浸透していったことで、「より自分たちに合った埋葬方法」を選べる人が増えたといえます。今回はこの永代供養墓を検討する上で、確認しておきたい「個別埋葬期間」を取り上げて、「個別埋葬期間はそもそも何年くらいが適切なのか」について解説していきます。
永代供養墓という選択肢について~その概要と特徴
「永代供養墓における個別埋葬期間」について解説する前に、まずは「そもそも永代供養墓とは何か」についておさらいをしていきましょう。
永代供養墓とは、「将来的にお墓の面倒を見る人がいなくなっても、墓地の管理者等が永続的面倒を見ますよ」とするお墓のことをいいます。例外もありますが(後述します)、一定期間を経たのち、お墓を取り壊し、ほかの人と一緒に埋葬する「合葬墓」に移動する形式をとるもので、跡継ぎがいなかったり子どもに迷惑を掛けたくないと考えたりしている人に人気のプランです。
なお「供養」は厳密には仏教用語ですが、仏教以外での弔いであってもこの言葉が使われることはあります。また、「墓」としていますが、樹木葬などの埋葬方法でもこのような方法を取る場合もあります。
※ここからは、「仏教式で、かつお墓の形態をとる永代供養墓」を想定してお話していきます。
さてこの永代供養墓を選ぶ場合は、「個別埋葬期間は何年とするか(合葬までの期間はどれくらいにするか)」を考えなければなりません。
しかしこの「個別埋葬期間の長さ」については、あまり取り沙汰されることがありません。
ここでは個別埋葬期間の決め方について詳しく説明していきます。
また現在の納骨堂はバリアフリーになっているものが多く、駅から近い物件も多いため、足腰が弱くなっている人でも(あるいは足腰が弱くなってからでも)通いやすいという特徴があります。
ただし納骨堂の場合は、一般的な「お墓」のかたちとは異なるため、心理的な抵抗感を抱く人もいるでしょう。また、納骨堂は基本的には「朝の9時から夕方の6時まで」などのように開いている時間が限られていることが多く、「早朝にお参りに行く」ことができない施設もあります。
自分の死生観・家族の死生観で選ぼう~個別埋葬期間の目安とは
「個別埋葬期間をどう考えるか」は人によって異なります。ただまったく知識のない状態では、考える材料もありません。そこでここでは、目安とするための「個別埋葬期間の長さから見るメリットとデメリット、特徴」について解説していきます。
個別埋葬期間:0年
「永代供養墓は、基本的には個別埋葬期間を経たのちに合葬される」と述べましたが、最初から合葬という選択肢を取ることもできます。
この場合は「納骨の段階で、合葬墓に入る」ということになります。
この方法は個別の墓石を持たなくて済むため、安上がりです。ケースによっては50000円程度で埋葬を終わらせることもできます。後継者がまったくいない人に向いています。
個別埋葬期間;1年~6年
個別埋葬期間が6年以下の永代供養墓は、珍しいケースといえるでしょう。個別埋葬期間は七回忌を以ってひとつの目安とするか、もしくは上記で述べたように最初から合葬にしてしまうかのいずれかが多いからです。
「本人は個別埋葬は必要ないと思っているが、親族は長く個別埋葬期間を設けたいと考えている」といったケースの場合は、1年~6年の個別埋葬期間としてもよいかと思います。
この場合、一周忌もしくは三回忌のタイミングで合葬にするのが一般的と言えます。
個別埋葬期間:7年
仏教では年忌法要を営みます。死後7年目までは、一周忌・三回忌・七回忌と、比較的短いスパンで年忌法要を行うことになります。それ以降は4年以上の期間をあけて年忌法要を行っていくことになります。また、七回忌までは親族が出席し、ご僧侶様を呼んで法要をすることが多いといえます。言い方を変えれば、七回忌以降はある程度簡略化した法要となるケースが多いということです。
このため、七回忌を個別埋葬期間の終わりとして設定するのもひとつの選択肢です。
個別埋葬期間:13年
十三回忌を目安として個別埋葬期間を終わらせるケースもよく見られます。
故人が85歳で亡くなり、そのときの子ども(お墓の管理者)の年齢が50歳だった場合、十三回忌のタイミングで子の年齢は62歳となります。まだ現役で働いている世代が多い一方で、自分自身のセカンドライフを意識する年齢でもありますから、「親のお墓の始末を自分自身で決めておきたい」と考える人の場合は、このくらいのタイミングで合葬に踏み切ることをおすすめします。
個別埋葬期間:33年
三十三回忌もまた、十三回忌同様、「個別埋葬期間の終わり」として人気のあるタイミングです。
三十三回忌を迎えるころには、管理者であった子ども自身も人生の終焉期に入っています。
故人と横のつながりのあった人はほとんどおらず、縦のつながりであった子世代もまた鬼籍に入る人が増えてくる時期です。
お墓は、故人のものであると同時に、残された人のものでもあります。その「残された人」の多くがいなくなるであろう三十三回忌のタイミングで、合葬にするケースも非常に多いといえます。
もちろんなかには、「五十回忌を迎えてから」「永遠に合葬されない永代供養墓を選ぶ」という人もいます。それも選択肢のひとつです。個別埋葬期間に限ったことではありませんが、埋葬の形態に明確な正解はありません。
しかし「いずれは合葬を考えている」という人は、上記を参考に、「自分たちが望む個別埋葬期間」を考えていくとよいでしょう。
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2022年11月1日
「納骨堂」の基礎知識を知ろう~新しい埋葬のかたち
葬儀のかたちも埋葬のかたちも多様化する現在において、「納骨堂」という選択肢は一般的なものとなりつつあります。
ここではこの「納骨堂」を取り上げ、その基礎知識として、
・そもそも納骨堂とは何か
・納骨堂のタイプと、それぞれのメリットとデメリット
について解説していきます。納骨堂とは、全天候対応のお墓の施設のことをいう
納骨堂とは、ご遺骨を納めるためのお墓の選択肢のひとつです。
納骨堂の最大のポイントは、「屋内型の施設であること」です。一般的な墓地とは異なり、屋根を持つ施設の中でご遺骨を保管します。そのため、台風や雪などの影響を受けません。屋外型の墓地はどれほど丁寧に作られていても自然環境の影響を受けることになりますが、納骨堂の場合はそのリスクが最小限に抑えられます。そのため、経年劣化による墓石の経年劣化などを考慮する必要がありません。
また現在の納骨堂はバリアフリーになっているものが多く、駅から近い物件も多いため、足腰が弱くなっている人でも(あるいは足腰が弱くなってからでも)通いやすいという特徴があります。
ただし納骨堂の場合は、一般的な「お墓」のかたちとは異なるため、心理的な抵抗感を抱く人もいるでしょう。また、納骨堂は基本的には「朝の9時から夕方の6時まで」などのように開いている時間が限られていることが多く、「早朝にお参りに行く」ことができない施設もあります。
多種多様な納骨堂の種類、それぞれのメリットデメリット
ここまで「納骨堂全体のメリットとデメリット」について解説してきましたが、納骨堂にも種類があります。
そしてその種類ごとに、それぞれ異なる特徴があります。
これについて解説していきましょう。
価格が安く設定されていることが多い「ロッカー式」
ロッカー式は、文字通り、ご遺骨を納めるスペースがロッカーのように並んでいるタイプをいいます。
ほかの方式に比べて価格が安く抑えられている傾向にあるのが特徴で、「安価での埋葬」を求めている人に向いています。
お隣同士スペースに余裕がない施設が多いので、参加者が混み合う場合、ゆっくりお参りできないかもしれません。
宗教への帰属意識が高い人でも満足できる「仏壇式」
ロッカー式と同じように複数のご遺骨埋葬スペースが並んでいる「仏壇式」ですが、これの場合、単純に「扉をつけて終わり」ではなく、文字通り仏壇がしつらえられています。一つひとつのスペースに仏壇が置かれているので、宗教への帰属意識が高い人も選びやすいと思われます。
価格は、納骨堂によって費用差が大きいといえます。ただ仏壇を入れる必要があるため、ロッカー式よりは高額になります。
盗難の心配がない「自動搬送式」
共有の礼拝スペースにある機械にICカードなどをかざすと、機械で骨壺が目の前に運ばれてくる形式を「自動搬送式」といいます。
盗難ご遺骨の危険性がほぼなく、安心してお参りできるのが特徴です。
ただしこの方式の場合、基本的には共有スペースでのお参りになることから、「自分たちだけのスペース」が確保できないというデメリットがあります。
「手を合わせること」ができるスペースを安価で確保できる「位牌式」
「位牌式」は、屋内に位牌を並べてご遺骨を管理する方式をとる納骨堂です。このご位牌の下に個別でご遺骨を納められるようになっている納骨堂もありますし、ご遺骨は別の場所に納められていて位牌だけが並んでいる場合もあります。
「手を合わせられるところは欲しいし仏教への帰属意識も高いが、仏壇タイプの納骨堂を選ぶ費用はかけられない」という人に向いているでしょう。
ただこの場合、1つのご位牌に収められるのは1霊だけです。そのため、(同じ納骨堂で同じ位牌式の埋葬を選ぶことはできるものの)1つのスペースで家族全員が眠ることはできません。
従来の埋葬方法にもっとも近い「墓石タイプ」
納骨堂のなかには、「納骨堂の施設内に墓石を建てて、その下で眠ることができるようにしているプラン」を提供しているところもあります。
従来の埋葬方法にもっとも近い弔いの方法であるため、親族などから反対意見が非常に出にくいのが特徴です。また、到来の屋外と異なり、墓石の劣化スピードも極めて遅くなります。
ただしこのタイプの場合、「墓石を建てる」という都合上、費用は100万円~200万円程度の予算をみておかなければなりません。
納骨堂は一般的に従来型の墓地を利用する場合に比べて費用が安くなる傾向がありますが、このタイプの場合は出費額が墓石を建てるのとほぼ同じくらいになることもあります。
まとめ
「新しい埋葬の方法」のひとつである納骨堂には、さまざまなタイプと、そのタイプに応じたメリット・デメリットがあります。
これをよく踏まえたうえで、「納骨堂を選ぶかどうか」「納骨堂にするのであれば、どのタイプにするか」を考えていくとよいでしょう。
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2022年7月27日
子どもなし、自分1人。お墓の選択肢
男性の4人に1人、女性の6人に1人程度が生涯結婚することなく過ごし、またこの傾向は今後さらに加速していくものと思われる現在においては、「兄弟姉妹もいないし子どももいないので、最終的には自分1人になるのだ」という人も少なくないのではないでしょうか。
このような場合は、息を引き取った後の「最後の居場所」はどこになるのでしょうか?
ここでは、「子どもなし、自分1人のときの『最期の居場所』の選択肢」について解説していきます。
独身、身寄りなし。亡くなった後はどうなるのか?
「兄弟姉妹はいない一人っ子で、両親も亡くなっている。子どももいない」……生涯未婚率が高くなり、少子化も進んだ今、このような状況にある人も少なくないのではないでしょうか。
このようなケースで亡くなった場合は、その後どうなるかをまずは紹介します。
親族が引き取る
「自分自身の直系の肉親はいないものの、親族がいる」という場合は、この親族に連絡をして葬儀~火葬~収骨~納骨が行われることになるでしょう。「非常に縁が遠く付き合いもなかったが、感情的なあつれきがあったわけはないので、最低限のことはする」という人がいる場合は、このようなやり方が取られることになるかと思われます。
完全に身よりなし、頼る相手がいない場合は自治体が世話をする
「完全に一人で生きてきたから、親族がいるかどうかもわからない」「天涯孤独で、頼れる相手もいない」「そもそも周りの人も亡くなっている」「親族はいるが、引き取りは拒否された」などの場合は、自治体がそのご遺骨を引き取ることになります。詳しくは後述しますが、この場合は個別のお墓には入れません。ほかの人のご遺骨と一緒に、合葬墓に埋葬されることになります。
一人きりのときの「最期の場所の選択肢」
これを踏まえたうえで、一人きりの人の最期の居場所の選択肢について見ていきましょう。
・自然葬
・永代供養つきのお墓
・すでにある本家の墓にいれてもらう
・合葬
なお、上記で挙げた「完全に一人きりで、親戚すらまったくいない」という場合は必然的に合葬となるかと思われます。そのため、下記では特筆すべき事情がない限りは、「身よりはないが、埋葬場所を準備していたり埋葬方法を指定したりしていれば、最低限納骨をしてくれる相手はいる。ただその人たちにも迷惑はかけたくないので、できるだけ今の間に用意しておきたい」という場合を想定していきます。
自然葬
自然葬とは、文字通り自然に還る埋葬方法をいいます。現在の自然葬は、大きく分けて「樹木葬」と「海洋散骨」の2つです。
前者は、木々が生い茂るなかで眠ることのできる形式です。個別埋葬期間を設けているところも多く見られますが、初めからほかの人と一緒に眠ることもできます。墓石の購入を必要としないうえに生前購入もできるので、残していく人に負担をかけにくい形式です。
後者は、海にご遺骨を撒く方法をいいます。この方法の場合も当然墓石を必要としません。ご遺骨が残らないので残していく人に負担もかかりません。比較的、費用を抑えて依頼することができます。
永代供養つきのお墓
「〇年間は個別埋葬されるが,ある程度の年数(13年や33年が多い)が経ったら合葬にされる」というかたちの埋葬方法です。
「亡くなって最初の数年間くらいは、1人で眠りたい」「姪っ子のうちの1人とは極めて仲が良いが、彼女がいなくなれば面倒を見る人もいなくなる」という場合は、この方法を選ぶとよいでしょう。
このかたちは、「仲の良かった人にはしっかりとお別れができるし、その必要がなくなった後には合葬されるため無縁仏にならない」というメリットがあります。
すでにある本家の墓に入れてもらう
「自分自身は独身だが、分家の人間で本家にお墓がある」という場合は、本家のお墓に入れてもらうのもよいでしょう。
「親族とはそれほど付き合いが深いわけではないが、最低限のやりとりはしている。また、墓には十分なスペースの余裕があり、両親もそこでお世話になっている」などの場合は、交渉もしやすいかと思われます。
合葬
上でも述べた通り、「一人きり」の人の場合は、合葬も視野に入れるべきでしょう。
合葬とは、まったくの他人のご遺骨と一緒になって、シンボルとなる木や墓石の下で眠る形式です。引き取り手がまったく現れなかった場合は必然的にこのかたちになりますが、引き取り手がいる場合でもこのかたちを選ぶことはもちろん可能です。
「ほとんど付き合いのなかった親族が亡くなったからご遺骨を引き取ったが、できるだけ埋葬費用をかけたくない」と考えるご親族にとっても有用な方法ですし、「できるだけ周りの人に迷惑を掛けたくない」と考える人にとっても、この「合葬」は魅力的な選択肢となるでしょう。
まとめ
少子高齢化が進み、生涯独身で過ごす人が多くなった今、「自分が息を引き取った後の場所」について考えることは非常に重要だといえます。
日本では引き取り手がなかった場合、最終的には自治体が「合葬」というかたちで弔ってくれます。ただ、「葬儀と納骨くらいはしてくれそうな親族がいる」という場合は彼らに迷惑がかからないような算段をしておくことが望ましいといえます。
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2022年7月14日
子どもなし、おひとりさまのお墓の選択肢
「子どももおらず、兄弟姉妹もいない。自分が死んだら親戚縁者が火葬くらいはしてくれるだろうが、親戚縁者と濃い付き合いがあるわけでもない。自分1人だからこそ、自分最期まで責任を持ちたい。」
少子高齢化が進んだ現在においては、このように考える人も少なくないでしょう。
今回はそんな「おひとりさまのためのお墓の選択肢」について解説していきます。
自分1人の生活、お墓はどうする?
「兄弟姉妹もいないし、親戚との付き合いも浅い。このまま一生自分1人の生活になりそう。納骨くらいはしてもらえるだろうけど、最後は極力人様に迷惑を掛けないようにしたい」
このように考える人もいるのではないでしょうか。
こういった場合、「お墓があれば墓じまいそして、自分自身は『お世話のいらない埋葬方法』を選ぶ」ことになります。
そしてこの「お世話のいらない埋葬方法」の種類として、
・合葬墓
・永代供養付きの墓や、永代供養付きの納骨堂
・自然葬
などがあります。
それぞれ解説していきます。
おひとりさまの埋葬方法、それぞれの特徴
「墓じまいをした後の遺骨と、自分の遺骨の行先」を考えるうえで重要になってくる選択肢について、その特徴を解説していきます。
合葬墓
墓地に設けられている「合葬墓」に、遺骨をおさめる方法です。
ほとんどの合葬墓は「骨壺から出した状態の遺骨」を入れることになります。そのため、一度合葬されてしまえば二度と取り出すことはできません。
ただ合葬墓の場合は、運営団体が永代にわたってずっと管理してくれます。また、最初から合葬墓の選んだ場合、1柱50000円程度で埋葬してもらえるので、費用を抑えられます。
「宗教に興味がない」「自身のお墓にお金をかけたくない」
「自分1人で生きてきたからこそ、死後はほかの人とにぎやかに過ごしたい」
という人は、この「合葬墓」を選ぶとよいでしょう。
永代供養付きの墓や、永代供養付きの納骨堂
「亡くなってからしばらくは自分1人で過ごしたい」
「1人だけ仲の良い甥っ子がいるのでお参りに来てくれるだろうけど、『この先、ずっと』負担はかけたくない」という人は、永代供養付きのお墓や永代供養付きの納骨堂を選ぶとよいでしょう。
これは、「ある程度の期間だけ個別埋葬し、その期間が過ぎたら合葬墓に入れる」というやり方です。
最初から合葬されるわけではなく、また最後まで面倒をみなくて良い埋葬方法のため、付き合いの薄い親戚縁者に負担や迷惑をかけなくても済むというメリットがあります。
なお、この「永代供養付きのお墓・永代供養付きの納骨堂」を選ぶ場合は、必ず施設・プランの確認をしなければなりません。お墓も納骨堂も「個別埋葬を基本とする」としているところが多いため、必ず「最終的に永代供養をしてもらえるのか」「個別埋葬期間は何年か」を確認しておきましょう。
自然葬
近年人気を博している「自然葬」もまた、おひとりさまが埋葬されるにはおすすめです。
ただ、自然葬と一口にいっても、その種類は複数あります。
まず1つめとして、昨今、人気がある「樹木葬」が挙げられます。
自然のなかで眠る形式で、緑を愛する人に向いています。
この樹木葬には、
- 最初から合葬される
②個別埋葬期間を設けて、そののちに合葬される
③合葬されない
①と②の特徴は、上で述べた「合葬墓」「永代供養付きのお墓や、永代供養付きの納骨堂」と一緒です。
もう1つのおすすめは、「海洋葬」です。
海に遺骨を撒いてもらう方法であり、大海原に抱かれて眠る形式をいいます。
パウダー化した遺骨を海に散骨して弔う方法であり、業者に散骨を委託する方法ならば50000円程度で済むようです。
海洋葬の場合、「手を合わせるシンボル」がありません。そのためお参りをする立場の人からすれば寂しさを感じることもあるかと思いますが、「ほかの人に迷惑を掛けたくない」ということを第一の目的とするのであればこの方法もおすすめです。
なお、自然葬には「宇宙葬」などもあります。ご遺骨の一部を託すやり方が基本となりますので、残りのご遺骨の埋葬先を探さなければいけません。
まとめ
少子高齢化が進んだこともあり、現在では「自分1人で眠るための供養方法」の選択肢が増えました。
どの方法が良い・悪いといえるものではありませんが、「自身がどのように眠りたいか」を意識して選んでいきたいものですね。
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2022年7月7日
永代供養墓の個別埋葬期間~家族だけで眠りたい? 家族だけで眠る場合、希望の個別埋葬期間は?
「永代供養墓」は、お墓を受け継ぐ後継者がいない人や、子どもたちに負担を掛けたくないという人たちに人気を博しているプランです。
この永代供養墓という選択肢が広く受け入れられるようになってから、永代供養墓のバリエーションが幅広く提案されるようになりました。
今回はこの「永代供養墓のさまざまなバリエーション」のなかから、「個別に埋葬してもらう期間」に注目して解説していきます。
個別埋葬期間とは、永代供養墓において「個別に埋葬される期間」のことを指す
「個別埋葬期間」は永代供養墓を選ぶときに重要で、「合葬される前に、個別のお墓で眠る期間」を指します。
永代供養墓は、「後継者がいなくても、墓所の管理者が親族に代わり供養する」というお墓の形態です。
そして、この永代供養墓を選んだ場合、ある程度の期間が過ぎたら「合葬」というかたちで埋葬されることになります。
ただ、この「個別埋葬期間」は、墓所ごとに大きく異なります。
代表的なものを見ていきましょう。
個別埋葬期間は、墓所やプランごとに異なる
永代供養墓の個別埋葬期間は、墓所やタイプごとに異なります。
代表的なものをみていきましょう。
1.初めから合葬される
2.一定期間を経たのち合葬される
3.基本的に一定期間を経たのちに合葬されるが、延長も可能
4.合葬されない
ひとつずつ解説していきます。
1.初めから合葬される
「永代供養」のなかには、初めから合葬されるタイプもあります。一般的に「合葬墓」と呼ばれるもので、この場合、個別埋葬期間がありません。
「みんなでにぎやかに過ごしたい」「できるだけお金をかけたくない」「家族もいないので、弔いの方法にこだわりはない」という人は、このタイプを選ぶとよいでしょう。
ただ、このタイプを選んだ場合、原則としてご遺骨を取り出すことはできなくなります。
2.一定期間を経たのちに合葬される
一般的に、「個別埋葬期間がある永代供養墓」というと、「個別埋葬期間を経たのちに合葬されるプラン」をイメージされるかと思います。
これは、その墓所ごと・あるいはその墓所が提案するプランごとに一定の個別埋葬期間が設けられており、期間が過ぎると合葬墓に入る……というスタイルです。
気になる個別埋葬期間ですが、これは霊園ごとによって大きく異なります。
「最後の人が入ってから7年」としているところもあれば、「13年」のところもあります。比較的よく見られるのは「33年」を区切りにしているところかと思います。
「夫婦2人だけで、子どもが生きている間は個別にのんびり眠りたいが、子どもが鬼籍に入る前には合葬してほしい」「初めは1人で静かに過ごしたいが、その後はにぎやかにみんなと一緒に過ごしたい」などの考えを持つ人におすすめです。
3.基本的に一定期間を経たのち合葬されるが、延長も可能
2で紹介した「一定期間を経たのち合葬される」のバリエーションが、この「基本的に一定期間を経たのち合葬されるが、延長も可能」という選択肢です。
これは、「一応、33年を区切りとしているが、追加料金を払うことにより数年単位で個別埋葬期間を延ばすことができる」としているものです。 このスタイルは、「親は13年で合葬にしてほしいと言っていたが、子である私の心の整理がついていない」などのようなご家族の心に寄り添うこともできます。
4.合葬されない
上でも述べた通り、永代供養墓は原則として「個別埋葬期間に長短はあれども、最終的には合葬というかたち」を取ります。
ただ、ごく一部の墓所では、「永代供養墓ではあるが、合葬は行わない」というプランを提案しています。
「世話をしてくれる人がいなくなっても、自分たちだけで眠りたい」「ほかの人と一緒に過ごしたくないが、後継者がいない」という人には、この選択肢が最適といえるでしょう。
ただ、何度も繰り返しますが、永代供養墓は最終的には合葬というかたちに落ち着くのが原則です。
このため、「永代供養墓ではあるが、合葬されないプラン」を提供している霊園は非常に数が少ないといえます。これを絶対の条件とする場合は、霊園選びに難航することになるでしょう。
まとめ
「しばらくの間は家族だけで過ごしたいが、最終的に後継者がいなくなることが予想されるので、墓所側で面倒を見てほしい」と考える人にとっては、「個別埋葬期間付きの永代供養墓」は選択肢となるでしょう。
現在は、個別埋葬期間の長短もさまざまで、より自分の希望に合ったものを選びやすくなっています。
実際に霊園を周りながらプランを確かめて、希望に合致するものを選んでいきたいものですね。
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2022年3月9日
在人気の「樹木葬」、その概要とメリットデメリット
現在非常に人気を博している埋葬方法として、「樹木葬」があります。
ここでは、
・樹木葬とは
・樹木葬のメリット
・樹木葬のデメリット
について解説していきます。
自然に還ることができる「樹木葬」
樹木葬とは、野山などにご遺骨を埋める埋葬方法をいいます。一般的には、文字通り、なんらかの花木の下にご遺骨を埋めて弔っていくことになります。
この樹木葬は、年々需要が高まっていっている埋葬方法でもあります。
また、樹木葬を選んだ人の多くが満足していることも、全石協の調査で分かっています。
「樹木葬を選んだことを後悔していない」と答えた層は、2016年にはわずか11パーセントだったのに対し、2018年には58.3パーセント、2019年には72.2パーセントにも上っています。一般墓地とほぼ同じ満足度があると、多くの人が答えているのです。
樹木葬は、主に以下の2つの種類に分けられます。
・里山型……山林などに埋葬する方法で、より自然に近いかたちで眠ることができる。お参りにあたっては、相応の準備が必要になることもある。また、郊外に設けられることが多い。
・都市型……「公園タイプ」「庭園タイプ」のように細分化されることもあるが、この2つの使い分けは専門サイトなどによって異なる。きれいに整備された公園・庭園タイプの墓地であり、アクセスが良いところに設けられていることが多い
詳しくは次の項目で解説しますが、里山型にしろ都市型にしろ、「自然のなかでゆったりと眠れること」が大きな魅力です。また後継者を必要としないというメリットもあり、「樹木葬」の知名度は大きく上がったといえるでしょう。
出典:PRITIMES(全石協)「一般墓地、永代供養墓、室内墓、樹木葬の種類別に「お墓を建てた後に後悔した事のアンケート調査」を4年連続で実施」
樹木葬のメリット
ここからは、樹木葬のメリットとデメリットについて解説していきます。
まずは、樹木葬のメリットの方から見ていきましょう。
1.自然のなかで眠ることができる
2.後継者を必要としない
3.一般墓に比べて費用が安い
4.自由度が高い
一つずつ紹介していきます。
1.自然のなかで眠ることができる
樹木葬は、木の下で眠り、土に還っていく方法です。また、四季折々に移り変わる景色を楽しみながら眠ることができるのも大きなメリットです。
海を愛していた人にとって理想の埋葬形態の一つが海洋葬であるのなら、山を愛していた人にとっての理想の埋葬形態の一つは樹木葬であるといえるでしょう。
2.後継者を必要としない
樹木葬は「自然に育つ花木」の下で眠ることになりますし、その花木の管理は管理団体が行います。そのため、後継者がいなくても埋葬場所が荒れることはありません。
現在は「永代供養墓」もよく取り上げられるようになりましたが、樹木葬はそのような「永代供養墓」と似た性質を持っているといえるでしょう。
3.一般墓に比べて費用が安い
一般墓の建立には、だいたい100万円~200万円程度が必要だといわれています。
対して樹木葬は、50~80万円程度が相場です。墓石を持たないため、比較的費用を抑えることができるのです。
これもまた、樹木葬の大きなメリットです。
4.自由度が高い
樹木葬墓地は、基本的に「宗教による縛り」がありません。寺院が運営する樹木葬墓地であってさえ、「生前の宗教は問わない」としているところが多くみられます。
また、婚姻関係や血縁関係にない人同士で眠ることができたり、ペットと一緒に眠ることができたりするところが多く、自由度が高いのも大きな特徴です。
もちろん一般的な墓地でもこれらの要素をクリアしているところはありますが、樹木葬の方が間口が広いため調べやすいといえます。
樹木葬、3つのデメリット
樹木葬には良いところもたくさんありますが、デメリットもあります。たとえば以下のようなものです。
1.周りからの理解が得られない場合がある
2.一度埋葬したら取り出せないところが一般的、また一定期間過ぎたら合葬されることも
3.災害が起きたときにダメージが大きい
一つずつ解説していきます。
1.周りからの理解が得られない場合がある
冠婚葬祭のとらえ方は、個々人で大きく異なります。非常にデリケートな部分ですから、保守的な人も多いことでしょう。
樹木葬は比較的新しい埋葬方法であるうえ、「手を合わせる墓石」が存在しません。また読経などを伴わないところも多いため、抵抗感がある人もいます。
なお「菩提寺があるにも関わらず、その菩提寺にある先祖代々のお墓を利用せずに樹木葬を選ぶ」という場合は、菩提寺との間でトラブルが起きる可能性もあります。
2.一度埋葬したら取り出せないところが一般的、また一定期間過ぎたら合葬されることも
一部の例外はありますが、樹木葬の場合は「骨壺から出す」あるいは「分解される布に包んで埋める」という方式を取ります。このため、原則として、後で取り出そうとしても取り出すことはできないと考えておかなければなりません。
また、個別に埋葬されていたとしても、一定期間が過ぎれば合葬となるのが一般的です。そのため、「後でほかのところに移したい」「ずっと1人(や家族)だけで眠っていたい」という場合は、選択肢が狭まります。
3.災害が起きたときにダメージが大きい
樹木葬墓地は必然的に「自然が豊かな屋外」に作られることになります。そのため、自然災害に見舞われたときのダメージが懸念されます。花木が折れてしまったり散ってしまったりした場合、景観が損なわれるだけでなく、立ち入り禁止期間が長く設けられる可能性も否定できません。
このように、樹木葬にはメリットとデメリットがあるのです。
まとめ
「樹木葬」という選択肢ができたことは、私たちの終の棲家のバリエーションを増やすことにつながりました。
ただ樹木葬にはメリットもあればデメリットもあります。これらを踏まえたうえで、冷静に「最後の住処」を選んでいきたいものですね。
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【墓つくり】 【墓彫刻】 【墓じまい】
たくさんの思い出を重ねた、大切なご家族のためのお墓。忙しい毎日、心のどこかで気になっている故郷のお墓。
亡くなった方を想うご供養のかたちは人それぞれです。
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墓つくり、墓彫刻、墓じまい。
3つのまごころサービスで、皆さまのご供養が最上のかたちとなるよう寄り添ってまいります。
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2020年6月12日
日経新聞で当社の墓じまいアンケート結果が紹介されました。